「ゑ」が書けない!
司法書士は法務局や裁判所に提出する書類作成業務を生業としているので、その昔は「代書屋」なんて言われていたようである。
昔は識字率も低く、字を書ける人も少ないので代書を生業とする人がいたのである。
もちろん現在ではパソコンで書類を作成しプリントアウトして提出することがほとんどなので、代書することはない。
何年か前、数人で集まって決済を行っている時に、年配の依頼者の方が「おたくは代書屋さんだで字は上手だよな」みたいなことを散々言われ、領収書の数字を記入するだけなのにめちゃくちゃ緊張した覚えがある。プレッシャーかけないでほしい(^^;
私は習字も習ってないし、字が汚い。
字が上手くなりたなぁ、と常々思っているのだが、どう意識して丁寧に書いても字が上手くならない。
ところで司法書士は、他の業種と比べて字を書く機会が多い方じゃないかと思う。
戸籍や住民票などの請求や固定資産税評価通知書の請求で用紙に記入したり、委任状などの空欄に不動産の表示等を記入したり、結構文字を書くことが多い。
その中でどうしても上手く書けない文字がある。
そう「ゑ」である。
この文字はワ行の4番目の文字で発音は「うぇ」または「え」になる。
我々がなぜこの文字を書く機会があるのかというと、名前に使われているからなのである。「としゑ」とか「なみゑ」とか。
ちなみにワ行の2番目にあたる「ゐ」は滅多に書かない。名前でも使われていないからである。
この「ゑ」なのだが、字が汚いという以前にどのように書いていいのかよく分からないのである。
上半分が「る」なのでまずこれを書く。この「る」も、どの大きさがいいのか悩む。そのまま小さくするのか、横に少し広く書くのか。
そこから下のちょんちょんにつながっているのだが、どう書いても上手く書けない。形がわからないいからなのか、何度書いてもしっくりきた試しがない。
他人が書いたものを見る機会もないもんだから、上手な「ゑ」がわからないままなのである。
「る」からどこに延ばせばいいのか、そもそも「る」が変な感じだしその下も上手く書けない・・・
まあ、ホントに取るに足らないことだが、誰か共感してもらえる人はいるだろうか?
字が綺麗な大人ってカッコ良いよね。子どもの時、もっとしっかり書いておけばよかったなぁ・・
相続・遺言に関することは原田司法書士事務所へお問い合わせください。
字が綺麗になる方法を教えていただきたいです(^^;